サロンの新メニューは、まず「一つの流れ」を決める。
こんにちは。ビューティー企画インターナショナルの藤井麻美です。
前回は、店販で商品の特徴だけでなく「使う場面」を伝えることについて書きました。今回は、その提案をスタッフが無理なく続けられる形にするにはどうすればよいか、考えてみたいと思います。
新しい商品や機器に出会うと、あれもできる、これも提案したいと、アイデアが広がります。けれど、メニューを増やすだけでは、現場は動きません。誰が担当しても、お客様に迷わずご案内できる流れをつくることが大切です。
まず決めたいのは、一つの場面です。どんなお悩みを持つ方に、どのタイミングでご案内するのか。カウンセリングの時なのか、施術後なのか。入口が曖昧だと、よい商品でも紹介する機会を逃してしまいます。
次に、説明から片付けまでを一続きで考えます。たとえば美容機器なら、準備、使用上の確認、施術、お手入れ、次のお客様を迎えるまで。施術時間だけで予定を組まず、前後に必要な仕事も含めて整理しておきたいものです。
香りの商品であれば、用途や好みを伺い、実際に香りを確かめていただき、使い方と注意点をお伝えする。前回の「使う場面」の話を、接客の順番に落とし込むということです。長い説明を覚えるより、何を確かめるかを共有する方が、スタッフも提案を組み立てやすくなります。
そして、最初から全員に、すべてを完璧に求めないこと。まず一つのメニューについて、担当者と流れを確認する。説明しにくいところや、準備に時間がかかるところがあれば、そこで直す。小さく試してから広げる方が、見直す点も具体的になります。
振り返りでは、売れたかどうかだけで判断しないようにしたいと思います。どんな質問が出たのか。どこで迷われたのか。スタッフが答えに困ったことはなかったか。その声を残しておけば、次に整えるべき案内が見えてきます。
会社のホームページでも、美容機器や香りの商品をご紹介しています。選ぶ時には、商品の特長と一緒に、ご自身のサロンで運用する場面も思い浮かべてみてください。
新しい取り組みを、担当者の頑張りだけに頼らない。まずは一つ、現場で続けられる流れをつくる。商品をサロンの力に変えるために、その小さな設計を大切にしていきたいと思います。
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